グラフィックデザイナー・作家のyouです。
「趣味で始めたアルコールインクアート、いつか公募展に出してみたい」「自分の作品に値段をつけるならいくらだろう?」そんな風に考えたことはありませんか?
アルコールインクアートの世界は、描くだけでも十分に楽しいものですが、「公募展への挑戦」や「作品の販売」を経験することで、アーティストとしての視界は一気に開けます。客観的な評価を得ることは、技術の向上だけでなく、自分自身の表現に対する揺るぎない自信へと繋がります。
この記事では、私が2023年から2026年にかけて積み上げてきた公募展での入選実績や、ロサンゼルスでの海外販売といった「リアルな活動の舞台裏」をすべて公開します。これから一歩踏み出したいあなたにとって、この記事が具体的な道標(ロードマップ)になれば幸いです。


この章でわかること
- 公募展に挑戦することで得られる客観的な評価の重要性
- 実績がアーティストとしての信頼感や教室運営にどう繋がるか?
アート活動を「自分だけの楽しみ」から「社会への発信」へと変える第一歩が、公募展や展示会への挑戦です。
独学からアーティストへ。客観的な評価を得る大切さ
一人で描いているだけでは気づけない、作品の「強み」や「課題」をプロの審査員や来場者の視点から知ることができます。特に公募展での入選は、あなたの作品が一定の基準を超えた「表現」であるという証明になります。
最初は自分のためだけに描いていましたが、公募展に挑戦してから、自分の表現を客観的に見つめ直すことができました。この成長は、一人で描いているだけでは得られなかった宝物です。
実績がもたらす信頼感。教室運営やオーダー受注への好影響
将来的に講師活動をしたり、作品を受注販売したりする場合、これまでの実績は最大の信頼材料となります。「どこで展示されたか」「どんな賞を受けたか」という経歴は、お客様があなたを選ぶ際の確かな安心感に繋がります。
公募展の実績とは
入選や受賞の記録は、ポートフォリオ(作品集)や教室の紹介文に記載できる「公式な経歴」となります。これは作家としてのブランド力を高める大きな資産です。
初めて作品展に出そうと思ったのは、SNSからアートを見ていただいた主催者様からの連絡でした。
私にとっては、高いなと思う1作品13,000円(2026調べ)2作品以降プラス11,000円の出展料でした。
そもそも有料の展示に出したことがなかったので自分にとっては見てもらうチャレンジだと思っていました。ただ自分の足で見に行くことができない遠方だったため、写真で見る限りの参加でした。(少し残念でした)
その経験後、地元の市展に出してみようかなと思ったのがきっかけです。まず自分の取り組んでいるアートを見たもらいたい気持ちでだしました。
その時は自分の中に色々描いてみたいものがあり、それを形にしていました。


左:Bungei Art alcohol inkart展(2023)
右:市の美術祭の展示

2023年〜2026年までの公募展入選・展示会の全実績を公開
主な活動実績まとめ
- 2023年:ふじのくに美術展 入選、BUNGEI Show vol.1出展
- 2024年:ふじのくに美術展 2年連続入選、初の個展開催
- 2025年:磐田芸術祭 奨励賞受賞、ロサンゼルスでの海外販売成功
- 2026年:上野の森美術館「第31回日本の美術」出展
私の活動の記録を、これまでの実績に基づき時系列でまとめました。
地元・静岡から全国へ!ふじのくに美術展入選と磐田芸術祭奨励賞

地元静岡県で開催される「ふじのくに美術展」では、2023年と2024年の2年連続で入選を果たすことができました。また、地元磐田市の「磐田市美術展」への出展を経て、2025年には「磐田芸術祭」絵画部門にて奨励賞を受賞しています。
地元の磐田で奨励賞をいただけた時は本当に驚きましたが、それ以上に地域の方々に自分の作品を知ってもらえたことが何より嬉しかったです!
横浜クイーンズスクエアから上野の森美術館まで。大規模展示のレポート
県外や都内での展示にも精力的に取り組んでいます。横浜のクイーンズスクエアで開催された「BUNGEI Alcohol Ink Art Show」にはvol.1(2023年)からvol.2(2024年)と継続して参加。そして、2026年2月には上野の森美術館で開催される「第31回日本の美術 全国選抜作家展」への出展が決定しています。
カフェ個展やワークショップ開催。地域と繋がるアート活動の形

大きな公募展以外にも、浜北のケーキ屋さん「シュガーポット」での初個展(2024年)や、「Cafe処すず木」でのワークショップ付き個展(2025年)など、身近な場所でアートに触れてもらう活動も大切にしています。

展示作品の制作に取り掛かっている時期、父はずっと認知症のため施設や病院にいました。そんな父の存在に命というものの光と闇。届けたい思いや届くかもわからない不安どんな人生も暗闇の中で輝く花のように人生を彩るんだなと思いました。
奨励賞をいただいた作品はその想いを描いています。
初めて認めてもらえたような気がしてすごく嬉しかったです。知人などにも祝福して頂きました。また一つずつ自分なりの表現をしていきたいなと思いました。
今までやってきた自分に頑張ったねと自信を持っていいんだよという気持ちになりました。

世界に届くアート!作品の販売と価格設定のリアルな体験談
作品が「売れる」という経験は、アーティストにとって最高の承認(リスペクト)です。

初めて作品が売れた時の喜び。そしてLAでの販売実績
国内だけでなく、2025年にはコロンブスの「ポストカードチャレンジ in LA」に2点出展し、海外でも作品が購入されました。自分のアートが海を越えて誰かの手に渡るという経験は、表現の可能性が無限であることを教えてくれます。
まさかロサンゼルスで自分の作品が売れるなんて夢のようでした!世界中の誰かとアートで繋がれる喜びを、ぜひ皆さんにも味わってほしいです。
作品の金額はどう決める?サイズや額装費、実績による価値の変化
作品の値付けは誰もが悩むポイントです。原価(インク、用紙、額縁代)に制作時間を加味する基本の計算に加え、展示実績や受賞歴を重ねるごとに「アーティストとしての付加価値」を乗せていく考え方が一般的です。
価格設定の考え方
最初は原価+αの手に取りやすい価格からスタートし、公募展での入選歴や活動年数が増えるにつれて、徐々に作品の価値(単価)を上げていくのがスムーズな流れです。
「LAでの販売・出展チャレンジの金額など」
ポストカードサイズ2点 コロンブスさん カフェでの展示 参加費 料金:¥9,960でした。
何度かお誘いいただいていましたが、今回は価格的にもまだ参加しやすい方でしたので挑戦してみました。自分の作品が海外の方の手に取ってもらいたことがすごく自信に繋がりました。
各5枚ずつ自身で印刷(主催側へ郵送・できない方は印刷からやってもらえます。)
現地にて、わたしのポストカードは「紫色の作品」3枚、もう一作品2枚が来場者様の手に渡りました!

失敗から学ぶ!展示会・イベント出展時に気をつけるべき注意点
注意:搬入トラブルのリスク
展示会場の規約を確認不足のまま当日を迎えると、作品が設置できなかったり、什器の持ち込みを断られたりする危険があります。事前確認は怠らないようにしましょう。
搬入・設営でのトラブルを防ぐ準備リスト
作品の裏に紐がついているか、額縁に傷がないかなど、搬入直前に慌てないための準備が不可欠です。展示会場の規約(壁への固定方法など)を事前に熟読しておくことも、プロとしてのマナーです。
展示・出展のチェックリスト
- 作品の裏側の紐出し・金具の確認
- キャプション(タイトル・芳名)の準備
- お釣り、領収書、ショップカードの予備
- 配送中の破損を防ぐ厳重な梱包
- 会場での注意点
お客様とのコミュニケーション。作品のストーリーを伝えるコツ
展示会場にいる時は、単に「見てください」と言うだけでなく、「なぜこの色を選んだのか」「どのような瞬間に生まれた模様なのか」というストーリーを伝えることで、お客様の心に作品が深く刻まれます。
「展示会での失敗談」
よくあることですが、忘れ物。チャプションや壁に使用できる小道具。ひっつき虫なんかも入念にチェックしましょう。
会場によっては壁紙が弱い場所もあるのでその場合は、マスキンクテープなど違う方法を考えましょう。
諦めた感じで納得の行かない展示はしたくないですね。十分準備して当日を迎えましょう。

アルコールインクアートの活動に関するよくある質問(FAQ)
アート活動に関するFAQ
- Q. 初心者でも公募展に挑戦して大丈夫ですか?
A. もちろんです!「入選すること」だけが目的ではなく、締切に合わせて作品を仕上げるプロセスそのものが大きな成長に繋がります。 - Q. 展示にかかる費用(出展料や額装代)の目安は?
A. 公募展(1,000から5,000円程度)有料の作品展(8,000から2〜5万程度・大きな会場になると約10万〜以上になることも・・)額装(サイズによる5,000から2〜5万/額の種類などにもよる) - Q. 作品を販売する際、著作権や規約で気をつけることは?
A. インクメーカーによっては商用利用の規約がある場合があるため、必ず事前に確認しましょう。作品の証明書なども付けることも有効です。

まとめ:一歩踏み出すことで、あなたのアートライフは劇的に変わる

要点のまとめ
- 公募展への挑戦は、技術と自信を劇的に向上させるチャンス
- 地道な展示実績の積み重ねが、将来の販売や教室運営の信頼に繋がる
- 失敗を恐れず、展示や販売という「外の世界」へ一歩踏み出そう
公募展や販売への挑戦は、確かに勇気がいることです。しかし、勇気を出して一歩踏み出した先には、同じ志を持つ仲間との出会いや、自分の作品が誰かの心を動かすという、得難い感動が待っています。
私の2023年から2026年までの歩みが、あなたの「描く楽しみ」を「伝える喜び」へと変えるきっかけになれば嬉しいです。
あなたのアート活動をサポートします
静岡県磐田市のdrops.designでは、技術の習得はもちろん、公募展への挑戦や作品販売に関するアドバイスも行っています。上野の森美術館への選抜作家展を控えた今だからこそお伝えできる、「今のリアル」を一緒に学びませんか?
展示に出したい場合のやり方やチャプションの作り方などわからないを見つける場所になれたらと思います。
次回記事は、こちら。中級の方も初級の方も安心に学べる教室(静岡県・磐田市)

drops.designでは、初めの一歩を応援しています。ホームページから楽しめるメニューを発信中です。
アルコールインクアートは、偶然に広がる色や模様を楽しむ新感覚アート。
特別な技術や経験がなくても始められ、誰でも自由に表現できます。
机ひとつのスペースで、リラックスしながら世界にひとつだけの作品づくりができるのが魅力。
日常にちょっとした彩りと、ときめきを運んでくれます。
drops.designでは、2歳のお子さまから80代まで、
250名以上の方がアート体験を楽しんできました。
気軽に持ち歩けるキーホルダーや会社で使えるタンブラー、飾って楽しむインテリア作品など、メニューは豊富。
季節や会場に合わせた体験を随時開催しています。
最新スケジュールや予約はホームページからご覧ください。
あなたも、色と偶然が織りなすアートの世界へ。
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