グラフィックデザイナー・作家のyouです。
「自分なりに頑張って作ったけれど、なんだかパッとしない……」そんなチラシには、実は共通する『失敗のパターン』があります。逆に言えば、そのポイントさえ直せば、チラシの反応率は劇的に変わります。
失敗は「伸びしろ」の証拠!プロが現場で最初に行うのも、実は『要素を整理して、失敗の原因を取り除くこと』から始まるんですよ。
この記事では、初心者が陥りがちな「よくある失敗例」を挙げ、それをプロはどう直すのか、具体的な改善アクションを解説します。

Contents
失敗例1:情報を詰め込みすぎて「余白」がない

よくある状態
- 紙面の隅から隅まで文字や画像で埋まっている
- どこを最初に見ていいのか分からない
「せっかくのチラシだから、あれもこれも載せたい!」という気持ちはよく分かります。しかし、隙間のないチラシは読者に「読むのが大変そう」という心理的負担を与え、スルーされてしまいます。
【改善案】「目休め」の余白をデザインする
あえて「何もない空間」を作ることで、本当に伝えたい文字や画像が際立ちます。余白は手抜きではなく、情報の優先順位を伝えるための演出です。
伝えたい、みてほしいことはたくさんあると思います。その中でもどれが一番届けたいか?
ポイントを抑えることで見やすく・ゆとりのあるデザインを目指します。まずは、たくさん入れ込んでしまっても引き算して作っていくか?それとも設計図をしっかり書いてから取り掛かります。

失敗例2:文字が小さすぎて「読みやすさ」が二の次
パソコンの画面で拡大して作っていると気づきにくいのが「印刷した時の文字の小ささ」です。特にターゲットが高齢層の場合、小さな文字は致命的な失敗になります。

昔に制作したチラシ、当時は、余白をあまり取らず、ギリギリまでデザインしています。
文字として読めるのは、4ptがギリギリでしょうか。ただ私は、読みやすさのため最低でも5pt以上の文字を使ってデザインしています。
【改善案】「短い文章」と「適切な文字サイズ」
文章はできるだけ削ぎ落とし、一言で伝わるキャッチコピーに変換しましょう。情報を絞ることで、一文字一文字を大きく、読みやすく配置できるようになります。
「伝えたいこと」を3つに絞ってみてください。それ以外は思い切ってWEBサイトへ誘導するのが、今の時代のスマートなチラシです。

失敗例3:視線がバラバラで「流れ」が止まる
あちこちに目立つ色や大きな写真が散らばっていると、読者の視線が迷子になります。視線が止まると、読者は情報を理解する前にチラシを置こうとします。
【改善案】「視線の流れ(Z・Nの法則)」に沿って配置
横書きなら左上から右下へ「Z」の形に、縦書きなら右上から左下へ「N」の形に。読者の視線をエスコートするように、順番に情報を配置しましょう。


失敗例4:写真や画像の「解像度」が低くてガビガビ

スマホの画面では綺麗に見えても、印刷すると粗さが目立つのが「画像解像度」の落とし穴です。画像がぼやけていると、それだけでサービスの質まで低く見えてしまいます。
【改善案】印刷に適した「高解像度」素材を揃える
印刷には300〜350dpiという高い解像度が必要です。また、写真は明るめに補正しておくことで、印刷した時の「色の沈み」を防ぎ、明るい印象のチラシになります。
フォトショップなどの画像ソフトで解像度や色設定を調整しています。メディアからデータを使う場合は、ほとんどがRGBになっています。制作の進行にも関わるので、適切に補正・設定変更しておけると作業もスムーズにいきます。

失敗例5:結局「何をすればいいか」が分からない
「いいな」と思っても、予約方法や場所が分かりにくいチラシは行動に繋がりません。出口(ゴール)のない迷路のようなチラシは、集客には繋がりにくいのです。
【改善案】出口(CTA)をハッキリと大きく!
「今すぐお電話ください」「このQRコードから公式LINEへ」など、やってほしい行動を一つに絞り、目立たせましょう。
特にQRコードは、周りに十分な余白を空けてスキャンしやすくするのがコツです。
あまり小さくしすぎると10mm以下など読み込みできなかったりする場合もあります。デザインしていく中でつまずきやすいポイントをしっかり押さえていきましょう。
長ながとした文章は、単調で何を伝えたいかぼやけてしまったりします。簡潔にわかりやすいタイトルや視線誘導でQRに導いたり自然に目線が注目したい項目に流れるようにデザインしていきます。

まとめ チラシは「引き算」で磨かれる

失敗を防ぐセルフチェック
- [ ] パッと見て「ここを見て!」という場所が一つに絞られているか?
- [ ] 文字の周りに、目を休ませる「余白」があるか?
- [ ] ターゲットが無理なく読める文字の大きさか?
- [ ] 最後に何をすればいいか(電話・QR等)が明確か?
失敗例のほとんどは「伝えたい!」という熱意が強すぎて、情報過多になっていることが原因です。一歩引いて、読者の気持ちになって「引き算」をしてみること。それが、集客できるデザインへの一番の近道です。
まずは、失敗を直してそれを罪化されることで、伝わりやすいデザインに繋がります。
FAQ(よくある質問)
- Q:どうしても載せたい情報が多くて削れません……。
- A:その場合は「裏面」をフル活用しましょう。表面は「キャッチコピーとイメージ」で興味を引き、詳細は裏面でじっくり読ませる、という2段構えが有効です。
- Q:素人が作ると、どうしても「チラシ感」が出てしまいます。
- A:文字などの配置をするときは、文字間や大きさを細かく調整することで読みやすい文字に変わります。ただ何も調整せず入れた文章などは、なんだか間延びしたような印象がありいかにも素人という感じが出てしまいます。
次回記事・Illustratorレイアウトの基本!バラバラな要素がピシッと整う4つのコツ

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