グラフィックデザイナー・作家のyouです。
「自分でデザインを作ってみようとしたけれど、なんだかあか抜けない……」「おしゃれなレイアウトのアイデアが浮かばなくて、画面の前で手が止まってしまう」と悩んでいませんか?
デザインのセンスは、生まれ持った才能だけで決まるわけではありません。
実は、センスの正体は『どれだけ良質なインプット(引き出し)を持っているか』です。プロのデザイナーも、新しい作品を作るときはいきなり白いキャンバスに向かうのではなく、まずはたくさんの優れた参考デザインを見て、アイデアの組み合わせ(引き出し)を整理することから始めています。
デザイン初心者さんこそ、まずは『プロが作った美しいレイアウトや色使い』をたくさん浴びるように見ることが、最短でセンスを爆上げする最大の近道なのかなって思います。
この記事では、グラフィックデザイナーの視点から、デザイン初心者さんがブックマーク必須のおすすめ参考サイトと、引き出しを自分のデザインに賢く落とし込むためのコツを徹底解説します!

基本:ただ見るだけじゃもったいない!プロ流「参考サイト」の歩き方

具体的なおすすめサイトをご紹介する前に、デザインが劇的に上手くなる「参考デザインの正しい見方」を1つだけシェアします。
「おしゃれだな」で終わらせず、理由を言語化してみる
素敵なデザインを見つけたとき、「なんとなくおしゃれ!」だけで通り過ぎてしまうのは非常にもったいないです。一歩踏み込んで、「なぜこのデザインはおしゃれに見えるんだろう?」と考えてみてください。
- 「文字の周りに、全体の半分以上の広い余白があるから洗練されて見えるのかな?」
- 「ベースのベージュに対して、ロゴの焦げ茶色のコントラストがはっきりしているから読みやすいのか!」
- 「メインの写真を大きく見せて、他のサブ画像はグリッドで綺麗に整列させているな」
このように、美しいデザインに隠された「仕掛け(ルール)」を自分なりに言葉にしてみるだけで、あなたのデザインの引き出しは一気にプロのレベルに近づいていきますよ。

ジャンル1:とにかくおしゃれ!感性を刺激する「グラフィック・紙モノ」デザイン集

名刺やショップカード、チラシ、パンフレットなどの「紙モノ」をデザインする際に、レイアウトや配色、紙の質感の参考になるギャラリーサイトです。
1. デザイナーのバイブル!日本国内の秀逸な印刷物が集まる『SANKOU!』
Webサイトのデザインギャラリーとして有名ですが、実は紙媒体のプロモーションやブランドツールの参考にもなる美しいビジュアルが満載のサイトです。
日本国内の洗練されたデザインが集まっており、温かみのある北欧ナチュラルから、スタイリッシュなモダン、ポップなテイストまで、カテゴリー別・色別にサクサク検索できます。
2. 世界中のプロのアイデアが集まるビジュアルSNS『Pinterest(ピンタレスト)』
説明不要の王道ツールですが、使い方にコツがあります。検索窓に「ショップカード デザイン おしゃれ」「チラシ レイアウト ミニマル」などのキーワードを入れると、世界中のクリエイターが作成した無限のアイデアが表示されます。
気に入ったピンを保存(クリップ)していくと、ピンタレストのAIがあなたの好みを学習し、さらにあなた好みの美しいデザインを自動でおすすめしてくれるようになる「センス育成の最強パートナー」です。
様々なデザインを参考にしながら、この要素を取り入れたいとか、このデザインは、よくある感じだから違う感じにデザインしたいとかアイディアを考えながら制作しています。

参考雑誌や街角のデザインのも目を向けてみては?

ジャンル2:実務で大活躍!Canvaでも応用できる「パーツ・バナー・文字」デザイン集

「全体のレイアウトは決まったけれど、文字の並べ方(フォントの組み合わせ)や、細かいあしらいに悩む……」そんな時にパーツ単位で役立つサイトです。
日本国内の優れたバナー広告を集めた、国内最大級のギャラリーサイトです。バナーは小さな正方形や長方形の中に、「キャッチコピー」「写真」「詳細情報」をぎゅっと収めなければならないため、ショップカードやチラシのレイアウトの縮図そのもの。
「文字を写真にどう重ねるか」「背景と文字色の境界線をどう際立たせるか」などの実践的なテクニックがすべて詰まっており、Canvaでの文字レイアウトに直結するアイデアの宝庫です。
4. 文字のデザイン(タイポグラフィ)に迷ったら『FONT Pinterest Board』やフォントギャラリー
「おしゃれな英字フォントの組み合わせ方がわからない!」という時は、ピンタレスト内で「Typography pairing」や「Font combination」と検索してみるのがおすすめです。
Canvaでも使える無料フォント同士のおすすめの組み合わせ(タイトル用と本文用など)が、1枚の画像で分かりやすくまとめられたおしゃれなインフォグラフィックスがたくさん見つかります。

ジャンル3:色の組み合わせで迷わない!センス抜群の「配色」参考サイト

「色選びが苦手で、いつも無難な白黒や、まとまりのないごちゃついた色にしてしまう」というお悩みを解決する、色作りの救世主となるサイトです。
5. 3色〜4色の完璧なカラーパレットが見つかる『Adobe Color(アドビカラー)』
プロのデザイナーも愛用する、カラーシミュレーションツールです。「探索」タブを開くと、世界中のデザイナーが作成した何万通りもの美しい配色パレット(カラーコード付き)を見ることができます。
「くすみカラー」「パステル」「和風」「ナチュラル」といったキーワードで検索すれば、一瞬で調和の取れたお洒落な4〜5色のセットが見つかり、それぞれの色の16進数カラーコード(例:#F3E5D8 など)をCanvaにそのままコピー&ペーストするだけで、一瞬で垢抜けたデザインに変身させられます。
日々の中には、色が溢れています。
自然の色や生活の中の色、あらゆるものかLINEスプレーションをもらいながら色を楽しんでもらえたらと思います。


初心者必見:参考サイトのデザインを自分の作品に活かす「3ステップ変換術」

参考サイトを見て「これいいな!」と思っても、それをただ丸コピー(盗作)してはいけません。プロのデザインをリスペクトしつつ、自分のオリジナルに生まれ変わらせるための「守破離(しゅはり)」の変換テクニックをマスターしましょう。
ステップ1:【骨組み(レイアウト)】だけをマネする
まず、参考にするデザインの「色」や「写真」の情報をすべて頭の中から消し、頭の中で「グレーの四角と丸の図形だけの構成図(ワイヤーフレーム)」に置き換えてみてください。
例えば、「上に大きな四角(写真)、下に3つの丸(アイコン)、中央に2行の文字(タイトル)」という『配置の骨組み』だけを参考にします。
ステップ2:【色(配色)】は別の参考サイトから持ってくる
骨組みを決めたら、今度は別の配色サイト(Adobe Colorなど)で見つけた、全く異なるカラーパレットをその骨組みに流し込みます。これにより、元ネタのデザインとは全く異なる雰囲気の、調和のとれたオリジナルのデザインへと一歩近づきます。
ステップ3:【あなた自身の素材とテキスト】を流し込む
最後に、あなた自身が撮った写真(例えばアルコールインクアートの作品画像)と、あなたのショップのテキスト情報を流し込みます。
この3つのステップを踏むことで、参考デザインの「美しさの構造(ルール)」はしっかりと引き継ぎつつ、見た目は100%オリジナルの、あなたにしか作れない美しいデザインが誕生するのです!


まとめ 「素敵」の引き出しをたくさん集めて、自分だけのデザインを咲かせよう
デザイン参考・重要チェックリスト
- [ ] 素敵なデザインを見たときに「なぜおしゃれなのか」理由を1つ考えてみたか?
- [ ] Pinterestで自分のお気に入りのデザインを「ボード」に整理したか?
- [ ] 全体のレイアウトに迷ったら、バナーデザイン(Retrobanner)を参考にしたか?
- [ ] Adobe Colorなどを使って、16進数のカラーコードをCanvaに賢く取り入れたか?
- [ ] 単なる丸コピーではなく、レイアウト・配色・素材を「掛け合わせて」作ったか?
デザインは、何もないゼロの場所から魔法のように生み出すものではありません。たくさんの「素敵」「美しい」「心地よい」という引き出しをあなたの中に蓄積し、それらをあなた自身のフィルターを通して新しく組み合わせることで、世界に一つの作品が生まれます。
お気に入りの参考サイトをノートのようにパラパラと眺める時間は、あなたの感性を豊かに育ててくれるとても優しくてクリエイティブな時間です。ぜひ、今回ご紹介したサイトたちをお気に入りの街を散歩するようなワクワクした気持ちで訪れてみてください。
たくさんの引き出しという頼もしい味方を手に入れたあなたのデザインが、もっとのびのびと、そしてプロのように美しく輝き出す瞬間を楽しみにしています!
「美しいデザインをたくさん見ることは、あなたの感性に栄養をあげること。お気に入りの参考サイトを味方にして、あなたらしいときめきが詰まったデザインを楽しく作っていってくださいね!」
次回記事・グラフィックとは?

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今では、簡単にデザインできるcanvaなどのデザインアプリも多くなってきました。その中で同じようなデザインに埋もれないあなたらしいデザインの作り方教えていきます。
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