アルコールインクアート初心者におすすめのインクと失敗しない扱い方

ART

アルコールインクアートは、美しい色のにじみや偶然の模様を楽しめる知る人ぞ知る人気のアート技法です。

しかし「どのインクを選べばいいの?」「すぐに乾いて失敗してしまう…」「うまくできるかわからない」と悩む初心者の方も多いのではないでしょうか。

実は、使用するインク選びや扱い方、保管の工夫を少し知っておくだけで、失敗はぐっと減り、作品が格段にきれいに仕上がります。

この記事では、初心者におすすめのインクから、失敗しないための使い方や温度管理、保管法までをわかりやすく解説していきたいと思います。


アルコールインクアートを始めたい初心者にとって、まず迷うのは「どのインクを選べばいいか?」という点です。

ここでおすすめしたいのが、コピックの体験キットです。

体験キットには、おすすめの3色の色数が程よくそろっており、道具もセットされているため、届いたその日からすぐに作品づくりを楽しめます。

キットは3つの色合いのセット(01ブルー寒色系・02バイオレット〜ピンクニュアンスカラー系・03ピンク〜オレンジ暖色系から選べます。)

コピックインクは透明感があり、淡色から濃色まで幅広い色を揃えているので、混色やグラデーションの練習にも最適です。

また、スポイト式で使いやすく、液量の調整もしやすいため、初心者でも「色が出すぎて失敗する」といったトラブルが起こりにくいのが特徴です。

さらに、補充インクや関連アイテムが入手しやすいため、長く楽しめる点もポイント。

最初に基本色で慣れた後は、応用として少し鮮やかなメタリックカラー(海外メーカーのインク)を足すことで作品の幅が広がります。失敗を減らし、安心してスタートするなら、まずこの体験キットから始めるのがおすすめです。

コピックは全358色有り、豊富な色数から好みの色を選んで作品作りを楽しめるのもポイント!好きな色を少しずつ足していきながら描ける配色も広がっていきます。

コピック アルコールインクアートセット
アルコールインクを垂らし、インクの広がりやにじみ、色の混ざり合いから偶然できる模様を楽しむアルコールインクアートをはじめるのに最適なセットです。初心者の方から上級者の方まで楽しめるアルコールインクアートで、自分だけの表現を見つけてみましょう...

ピニャータのゴールドで作品に華やかさをプラス

コピックで基本を覚えたら、次は作品に華やかさや立体感を加えるメタリックカラーを取り入れると、完成度がぐっと高まります。

その代表格が、ピニャータのゴールドです。

ピニャータインクは鮮やかな原色が特徴で、ゴールドやシルバーなどのメタリックカラーは、沈殿しやすい顔料をボトル内の小さな攪拌玉で混ぜながら使う仕様になっています。

使用前にしっかり振ることで、光沢のある美しい色が出せます。初心者でも少量加えるだけで、背景や模様に高級感を出せるので、作品が一気に見栄え良くなります。

また、ゴールドは他の色との相性が良く、淡色や濃色と組み合わせることで奥行きや立体感を演出できます。

さらにピニャータは発色が鮮やかで、光の当たり方でキラリと輝くため、写真映えも抜群です。初心者でも「作品が物足りない」と感じた時に、少し足すだけで失敗なく華やかさをプラスできるのが魅力です。

ブランドごとの違いと選び方のポイント

アルコールインクにはブランドごとに特徴があり、初心者が失敗しないためには違いを理解しておくことが大切です。

コピックインク色数が豊富で透明感があり、淡色から濃色まで幅広くそろうため、混色やグラデーション練習に最適です。

ピニャータ原色が鮮やかで、特にゴールドやシルバーなどのメタリックカラーが魅力。沈殿しやすいため、使用前の攪拌が必須ですが、少量加えるだけで作品に華やかさを加えられます。

ラインは出にくいですが、後から発売されているOPALオパール037発色が綺麗です。

レンジャー(Tim Holtz)くすみ系やヴィンテージカラーが豊富で、落ち着いた色合いの作品に向いています。

カメンスカヤ (KAMENSKAYA) は、ロシアのアルコールインクブランドで、特にマットな質感のパステルカラーインクや、光によって色が変わるメタリックインクなどが特徴です。他のアルコールインクとは異なる独特の質感や色合いを表現できるため、ニュアンスのあるアートや大理石のような模様を描くのに適しています。

レンジャー・カメンスカヤのゴールドは、ピニャータより渋めに色合いが出ます。そしてメタリックインク出す時に一気に出やすいので注意が必要です。

気がつくとゴールドだらけになることも。。

初心者はまずコピック+ピニャータで基本色とアクセントをそろえ、慣れてきたらレンジャーを加えて作品の雰囲気を変えると失敗が少なく、色の幅も広がります。

また、透明度や乾燥速度もブランドによって異なるため、少量で試して感覚をつかむと失敗が減ります。色選びのコツは「淡色・濃色・メタリック」の3種を揃えること。

これだけで初心者でもまとまりのある作品が作れます。


インクの蓋の開け方を正しく知る

 

アルコールインクアートで失敗しやすい原因のひとつが、インクの扱い方です。

特に初心者がつまずきやすいのが、インクの蓋の開け方です。コピックインクはスポイト式で、キャップを軽くひねって開けるだけですが、力を入れすぎると液が飛び散ることがあります。指に付いてベタベタになってしまうことも。

暑い時期は、特に逆さに開けてしまうと液だれして汚れてしまいやすくなるので注意が必要です。

開けるときは上向きに持ち、少しずつ回すのがコツです。

ピニャータやレンジャーなどのボトルはキャップがしっかり締まっており、開ける際はノズルを上に向け、ゆっくり回すことでアルコールの揮発を防げます。

また、開けた後は必ず垂れ防止のためにボトルを傾けずに置くことが大切です。(横に寝かせておかないように注意!)

液が付着したまま放置すると液が固まり蓋が開かなくなってしまうのでできれば、汚れたらエタノールで綺麗に拭いておくことをお勧めします。

作業中にこぼれた場合はすぐにキッチンペーパーやエタノールのついた布で拭き取りましょう。蓋の開け方や置き方ひとつで、作品や作業台の失敗を防ぐことができます。

フィット感のあるゴム手袋を使用してアートするのも効果的です。

机の上が汚れないようにビニールシートなどで養生してアートするようにしましょう♪

 

メタリックカラーの攪拌と使い方

アルコールインクアートでは、メタリックカラーを取り入れると作品がぐっと華やかになります。

しかし、初心者が失敗しやすいのがメタリックインクの攪拌不足です。

ピニャータのゴールドやシルバーは、ボトル内に小さな金属玉が入っており、使用前にしっかり振って顔料を混ぜる必要があります。

沈殿したまま使うと色が薄くなり、模様に光沢が出ません。攪拌は上下だけでなく、軽く回すように振ると均一に混ざります。

また、使う量も少量ずつ加えるのがポイントです。多すぎると他の色を覆い隠してしまい、作品のバランスが崩れます。(多すぎると暗く見えやすくなります。)

さらに、メタリックは乾くのがやや早いため、模様を伸ばしたい場合は少しずつ加え、すぐに多めのエタノールやブレンディング液で広げると失敗しにくくなります。

メタリックを少し混ぜたエタノール液作って置いたり原液を足すときのエタノールの量の調整で適度なインク液を広げることができると初心者でも、華やかでベタベタしない光沢のある仕上がりが実現できます。

使用するたびに付着したメタリックインクを拭いておくとインク穴が詰まったり、蓋が固まるのが防ぐことができます。

作業環境と温度管理で失敗を防ぐ

アルコールインクは揮発性が高く、作業環境や温度によって仕上がりが大きく変わります。

初心者が失敗する典型例は、乾燥が早すぎて色が伸びないことです。夏場の直射日光や暖房直下では、インクがすぐ乾いてしまい、模様を広げる前に固まってしまいます。

理想の作業温度は20℃前後で、湿度が高すぎず低すぎない環境がベストです。

また、換気の良い場所で作業すると、アルコールの臭いや揮発による作業中のトラブルを避けられます。

さらに、手や机の保護も忘れずに。手袋やシートを使うことで、色の付着による失敗を防げます。道具の配置も重要で、インクボトルやスポイト、ティッシュを手元にそろえておくと、作業中に焦らず安全に進められます。

環境と温度を整えるだけで、初心者でも「思った色が出ない」「模様が止まる」といった失敗を大幅に減らせます。

もう一つに湿度が高すぎないことが描いていくときの重要なポイントになります。

湿度が高い時は、インクが早く乾かずに模様のラインがぼんやりしてしまうことも。

幻想的な色合いを求める場合は大丈夫ですがラインをはっきり出したい時は乾燥しがちが冬の時期が一番描きやすい季節になります。


インクの正しい保管方法を押さえる

アルコールインクは揮発性が高く、扱い方だけでなく保管方法も失敗を防ぐ重要なポイントです。

使用後は必ずキャップをしっかり締め、直射日光や高温多湿を避けて冷暗所に保管しましょう。

コピックの透明ボトルは光に弱いため、箱やケースに入れておくと色褪せを防げます。

ピニャータやレンジャーなど遮光ボトルでも、温度が高い場所や暖房直下に置くと揮発が進み、顔料が偏ってしまいます。

また、インクを横置きにしたり倒したまま保管すると液漏れや攪拌不足の原因になるため、立てて保管するのが基本です。

定期的にボトルを軽く振ることで顔料の沈殿を防ぎ、開封直後の均一な発色を保てます。

初心者でもこの基本ルールを守るだけで、インクの品質を長く保ち、作品の仕上がりを安定させることができます。

 

初心者でも安心!相性のいい色の組み合わせ例

初心者がアルコールインクアートで失敗しやすいのは、色の組み合わせでバランスを崩すことです。

基本は淡色+濃色+メタリックの3色構成を意識すると失敗が少なく、まとまりやすい作品になります。

例えば、パステルブルー(淡色)+ネイビー(濃色)+ピニャータゴールド(メタリック)なら、夜空や海をイメージした深みのある仕上がりになります。

逆にビビッド系だけで揃えると、色がぶつかって調和がとれないことがあります。

また、色を重ねる順番も重要で、淡色を下地に敷き、濃色で影や模様を作り、最後にメタリックでアクセントを入れると失敗が少なく、プロっぽい作品になります。

初心者でも簡単に試せる組み合わせを覚えておくことで、色選びに迷う時間を減らし、安心して作品づくりに集中できます。

 

ブランドを組み合わせた応用テクニッ

 

アルコールインクアートでは、ブランドごとの特徴を理解して組み合わせると、より魅力的な作品が作れます。

例えば、コピックの透明感ある色ピニャータのゴールドやコッパーを加えると、光の反射と透明感が両立した奥行きのある仕上がりになります。

また、レンジャーのくすみ系を混ぜると、落ち着いたヴィンテージ感を出すことも可能です。初心者はまず「基本色+メタリック」を組み合わせて練習し、慣れてきたらレンジャーなどを足すと応用範囲が広がります。

さらに、同じブランドでも淡色と濃色の順番や量を工夫するだけで、失敗を防ぎつつ自由な表現が可能です。

ポイントは、少量ずつ試しながら色の反応を確認し、作品全体のバランスを意識すること。こうした基本と応用を押さえれば、初心者でもブランドを跨いだ色遊びを楽しめます。

 

まとめ

アルコールインクアートは、インクの選び方・扱い方・保管方法を押さえるだけで、初心者でも失敗を大幅に減らせるアートです。

まずはコピック体験キットで基本色を練習し、ピニャータのゴールドで華やかさを加えると完成度が高まります。

扱い方では、蓋の開け方やメタリックの攪拌、作業環境の温度管理を意識することが重要です。

そして保管法を守り、相性の良い色の組み合わせを意識するだけで、作品の仕上がりが安定していきます。

この記事を参考に、初心者でも安心して自分だけの美しい色と模様を楽しんでみてください


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