この章でわかること
- コピック青系インクのアルコールインクアートでのメリット
- 海や空の表現に最適な青系コピックの品番
- 青の美しさを引き出す相性抜群の混色インク

Contents
青のコピックインクが選ばれる3つの理由

コピックの青のインク特有の「透明感」と「発色」
コピックインクは染料系インクを使用しており、これがアルコールインクアートにおいて非常に大きな特徴となります。他社製品にはない透明度の高さが最大の魅力です。
インクを重ねても色が沈みにくいため、光が透けるような鮮やかな海や空の表現に最適です。特に青系は、インクの流れが美しく、広がり方がコントロールしやすいという利点があります。
他社インクとの決定的な違い(価格帯と入手難易度)
一般的なアルコールインクは専用の画材店での取り扱いが主ですが、コピックは国内での流通量が非常に多く、画材店だけでなく、文具店や手芸店でも手に入りやすいというメリットがあります。マーカーと詰め替えインクのどちらからでも始められる点も特徴です。
海外製の専用インクと比較して、コピックインクは初期投資やランニングコストが抑えやすいのが魅力です。詰め替えインクは少量で済み、購入時の手間も少ないため、初心者には特におすすめできます。
COPICインク(補充用インク) 358colors
インク量がが見やすいボトル・塗り色に近いキャップ色(アルコール染料インク)12ml
定価 418円(税込)(直射日光の当たらないところに保管すること)(換気の良い場所で使用・幼児の手の届かないところに保管)

【決定版】青系コピックインク全品番ラインナップ

海・空・宇宙表現に人気の「定番青」5選
コピックの青系はバリエーションが豊富です。ただ濃い青を選ぶのではなく、表現したい世界観に合わせて最適な品番を選ぶことが、作品の完成度を大きく左右します。
透明感のある表現に最適な品番

B02(トパーズ)やB05(ライトブライトブルー)は、混色しても濁りにくいクリアな発色が特徴です。青空や明るい海を表現したいときに最適です。写真(B24/BG45)で見られるように、淡色同士の混色は非常に滑らかで、初心者でも失敗しにくいグラデーションが可能です。
深みと重厚感を出したい時の品番

B69(ストラトスフェリックブルー)やB29(ウルトラマリン)は、深みと重厚感があり、夜空や深い深海といったテーマに最適です。B69は特にインクの密度が高く、多量のアルコール(0番)でぼかさないとインクが沈み込むように残ってしまうという注意点があります。
ニュアンスカラー(青緑・青紫)の活用

BG49(ダックブルー)のような青緑は、自然な影や水深の異なる海を作り出すのに役立ちます。また、B60(クールグレイ)やBV25(ブルーバイオレット)といったグレイッシュな青は、作品に落ち着いた大人のニュアンスを加えたいときに効果的です。
注意!
コピックには顔料が強く含まれる品番があり、インクアートの技法(特に熱や風を使う技法)と相性が悪く、すぐに色が沈んだり、分離しすぎて扱いにくいものがあります。初心者の方は、B00、B24といった数字が小さくクリアな発色の品番から始めることを強くおすすめします。
青の発色を最大限に活かす「相性抜群の組み合わせ」

青×白:透明感のある海を作るための具体的な白の品番

白インクは、青のグラデーションに「セル(泡)」を作ったり、青の透明感を増したりするのに欠かせません。コピック純正には白がないため、他社のアルコールインクを選ぶことになります。
私が推奨するのは、ピニャータ ホワイトです。他の白インクに比べて粘度が低く、コピックの染料系インクと組み合わせると、非常に細かい、繊細なセルが立ちやすいのが特徴です。

青×メタリック:上品に輝かせるためのテクニック

濃い青や青紫(B60/BV25など)を使う際、メタリックカラーを先に垂らすことで、濁らずに上品な輝きが出ます。特にB60やBV25といったグレイッシュな色とメタリックは相性が抜群です。
独自のコツとして、メタリックインクを垂らす際は風を当てずにアルコールでじっくり広げた後、最後に青を重ねると、色の沈みを防ぎやすいです。

避けるべき「濁りやすい」混色パターン

青系のコピックは、他の特定の色(例:赤系、茶系)と混ぜた際に、濁ってしまった失敗事例が多々あります。特に、青の補色であるオレンジ・茶系は最も濁りやすい組み合わせの一つです。

インクが全体に混ざりきってしまうと、結果として渋い茶色や汚れた黒のような色になってしまいます。この濁りを防ぐためには、色の境界線にカラーレスブレンダー(0番)・エタノールを必ず使い、青とオレンジが直接触れ合わない「中立地帯」を作ることが重要です。
1色ずつ乾かしながら上手く混ざり合うギリギリのところで乾燥させると仕上がりも綺麗になってきます。(下↓混ざりすぎた一例)

コピックインク(青)の経済性と購入方法

詰め替えインクを活用した作品コスト試算
コピックインクは、マーカーだけでなく詰め替えインク(コピックインク)として販売されており、これが経済性の鍵となります。詰め替えインク1本でマーカー約9本分の補充が可能です。
インクアートで使う場合、1枚の作品で消費するインク量は微量です。専用インクと比べ、初期費用はかかってもランニングコストは非常に安価に抑えられます。長期的に作品を作り続けるなら、コピックの詰め替えインク一択といえます。
メタリック系のインクは使用頻度に合わせ、オンラインEC・画材店などで購入がお勧めです。アレンジに数本あるとアートの表現にも反映できます。日本主要都市とは違い地方などには画材店も少なく、そういったお店・大型書店などには海外メーカーのインクは置いていないからです。

おすすめの購入場所と割引情報
全品番揃っている大型画材店の実店舗だけでなく、オンラインのECサイトも活用しましょう。オンラインでは頻繁にセールやポイント還元が行われているため、事前にチェックしておくとお得に購入できます。低コストで始めた方には、メルカリなどの中古品も出ています。いろいろ見ながら自分に合うものを選んでみて下さいね。
・大型書店
・額装専門店(店舗による)
・オンラインのECサイト
ゆめ画材
ペンの達人

drops.designでは、初めの一歩を応援しています。ホームページから楽しめるメニューを発信中です。
アルコールインクアートは、偶然に広がる色や模様を楽しむ新感覚アート。
特別な技術や経験がなくても始められ、誰でも自由に表現できます。机ひとつのスペースで、リラックスしながら世界にひとつだけの作品づくりができるのが魅力。
日常にちょっとした彩りと、ときめきを運んでくれます。
drops.designでは、2歳のお子さまから80代まで、250名以上の方がアート体験を楽しんできました。
気軽に持ち歩けるキーホルダーや会社で使えるタンブラー、飾って楽しむインテリア作品など、メニューは豊富。季節や会場に合わせた体験を随時開催しています。
最新スケジュールや予約はホームページからご覧ください。
あなたも、色と偶然が織りなすアートの世界へ。
。.。:+* ゚ ゜゚ +:。.。:+ ゚ ゜゚ +:。.。.。:+ ゚ ゜゚ *+







コメント